【メーカー】前田屋外美術株式会社(?)
【記録した場所】埼玉県狭山市N児童遊園地
【記録した人】D-one様(コメントは酉)
【種別】コンクリート製〜特殊型〜具象系、城型、特型
城をモチーフとしたと思われる、大型の滑り台。
トゲの生えたアーチの存在が、069番を連想させる。
粘土をこねて整形したかのような造形は、この遊具が、粘土模型の試行錯誤による結実だからなのか。
実際、仕上げは丁寧、全体のバランスもよく考慮されたものである反面、どこか大味な…例えば、小人になって模型の世界に迷い込んだかのような細部の欠落を感じる。
それは欠点と指摘されるべきものかもしれない。だが、その非現実感こそが、遊びの世界へと誘う大きな仕掛けなのも事実。そして、そこでは日常から開放された物語が生み出される。
「城」を囲む曲面の境界線は、物語を閉じ込める隔壁なのかもしれない。
ならば、中心から外へと向けられた滑り台は、夢から日常へと還る掛け橋か。
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