【メーカー】不明
【推定施工年】1969年
【記録した場所】東京都東久留米市公団T団地内公園
【記録した人】酉
【種別】コンクリート製〜特殊型〜具象系、太鼓橋型、中型
都営や公社の団地と比較すると、公団は設置している遊具がおとなしめなものが多く、また、あまり遊具に力を入れていない所が多いと感じる。おそらくは入居対象者層の違いなのかと思うが。
ここはかなり大規模な団地なのだが、滑り台に関しては、この一種類だけであった。
比較的地味な意匠で「やはり公団…」と思わせるものがあるが、配置計画が冴えていた。
団地内に散在する公園を横断するように道を通し、その上をまたぐように設置することで滑り台のコンセプトを見事に生かしている。
閉ざされた空間に遊具を閉じ込めず、団地内を毛細血管のように走る小道とかけあわすことで、団地との一体感が感じられる。
ところで、団地には人研ぎ滑り台が似合うと思いませんか?
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