【メーカー】不明
【記録した場所】埼玉県草加市新栄道下公園
【記録した人】北枕様
【種別】コンクリート製〜特殊型〜抽象幾何系、築山型、大型
昭和34年、東京都台東区に「入谷町南公園」が開園する。
建設省、東京都緑地部、日本住宅公団など、様々な団体により発足した「遊び場研究会」が関わったというこの公園は、これまでに無い
様々な遊具を備えており、以降の日本の児童公園・遊具の設計に少なからず影響を与えたようだ。
トンネルや滑り台を備えた築山もまた入谷町南町公園に採用されていた遊具で、80年代前半くらいまでは、団地など比較的大規模の公園で
よく見られるアイテムだった。
さて、この物件なのだが、画像だけではどうにも年代の推定がしにくくて判断に困ってしまった。
築山に設置されたコンビネーション遊具は、90年代以降に設置されたのではないかと思われる。一方、扇型に広がる
石の埋められた登坂部と両側の滑り台のデザインは70年代〜80年代を彷彿させるものがあるが、状態は非常に良くて30年以上前の
ものとは思えない。
公園周辺の町並みも比較的新しいものなので、おそらくは80年代後半〜90年代くらいまでに出現した物件と思うのだが、どうか。
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