Last Updated 2003.11.29

保存番号366番

【メーカー】前田屋外美術株式会社(推測)
【記録した場所】岐阜県羽島市D公園
【記録した人】D-one様(コメントは酉)
【種別】コンクリート製〜特殊型〜具象系、タコの山、中型


「羽島市D公園のタコはこれまでに見た事のない小型のタコでした。おそらくタコの山の一種とは思いますが、標準型の7割くらいでしょうか。」
「このタコは、高さ方向では標準型と遜色無いのですが、横幅がかなり絞れています。ダイエットタコという感じでしょうか。」
(D-oneさんの掲示板への投稿より)

タコの山…であるが、これまで保存館に追加されたタコの中では、かなり特異な部類に入る。

その特徴は、もちろん「小柄」であるという一点に集約される。
小柄といっても、それは多勢を占める平均的な(?)タコの山に比較しての話であって、近隣の公園で散見される単式台と比較すればむしろ大型と言っても良いのかもしれないが。
実物を見たことが無い方には実感できないかもしれないが、タコの山は、数ある公園遊具において非常に大きな部類に入る製品なのだ。

全体のシルエットとしては「タコの山」の特徴を保っているが、細部を検討していくと、胴を外し頭に足を継ぎ足したかのような構成からは、「山」の量感が抜け落ちていると感じられる。
そうしてじっくりと見ていると、やがて、3本の滑降部が「山」という字の縦線のように浮かび上がる。
「タコの山」という製品は、もともと「石の山」という製品に頭を乗せることで生まれたそうだが、その母体であった石の山という胴体を抜いた結果、「山」という文字が残されたのは面白いと思った。


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