「Review 2000 <Album篇>」(1/2)

T0P/KINKYO / BACKNUMBERS /


<1. 「ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND」U2>

至近のエッセイで紹介した作品で恐縮だが、それでも昨年はこれが一番だった。なんたって僕に居場所を再確認させてくれた、大切な大切なアルバムだ。これからのU2の活躍に期待して、これをナンバーワンに挙げたい。

<2. 「Rare」 小林建樹>

昨年は彼にとってはきっと飛躍の年になったのではないでしょうか。ドラマティックな名曲「祈り」もいいが、「SPOON」や「CUBE」のようなポップな小林建樹も魅力的。

<3. 「VAVOOM!」 BRIAN SETZER ORCHESTRA>

「GETTIN' IN THE MOOD」あの名曲が大ヒットの昨年。こういうものをたまに織り交ぜて聞いていると、ドライブ・ミュージックの幅も広がるというものです。

<4. 「PUZZLE」 TAHITI80>

久しぶりに手を出した気持ちいい系軟派ポップ。カットされた曲もことごとくチャートの上位に顔を見せるほど、そのメロディーは耳触りが良く、残る。

<5. 「Release」 Ananda Project>

「GLORY GLORY」をはじめとするヒットを引っさげたアナンダのアルバム。こういうオトナな雰囲気もアリかなと知った。ハウスを下敷きに、エスニックなエッセンスがふんだんに取り入れられている。思わぬ好盤。

<6.「個人主義」 小田和正>

オトナの聴く音楽のカギを握っているミュージシャンの一人として、いつも期待しながら見ている。期待にたがわぬ佳曲揃い。やはりアルバムで聴くと違う。

<7.「Le meilleur de michel polnareff」 michel polnareff>

某携帯電話のCFに曲が使われるだけでなく、もっと広く再評価されてもいいと思う。他のどのアーティストにもないロマンティックさやポップさが漂っている。「シェリーに口づけ」以外にも、何曲か知っている曲が出てくるはず。

<8.「City Life」 ALIVE!>

大穴。ブラジル・テイストの入り混じった新鮮なジャズ・アルバムは1980年代の作品の再発盤。天気の良い休日の朝に、いままでのジャズの聴き方を変化させてくれた1枚。

<9.「LIVE BEAUTIFUL SONGS」 V.A.>

今まで出会った中で最高のセッション・アルバム。生きたライブをまさに真空パックの状態に納めている。企画・実現したスタッフにも拍手!

<10.「Solitude」 大江千里>

久しぶりにいいアルバムが出来てきたという感じ。その変化の過程がとても自然で好感が持てる。程よくポップで、程よくロマンティックな、ピアニストの知性感じさせるメロディーラインは健在。がんばって欲しい。

昨年はチャートというものを余り見ずに(見なさ過ぎたという反省もあるが)比較的我侭に接してきたような気がする。ここに選出したアルバムも、大きいセールスをあげた物はあまりない。その分、いつもの年より僕自身の本来の音楽の嗜好というものがよくよく現れたリストになったのではないかと思う。ここにはあげなかったが、他にも「LONG DISTANCE(IVY)」「VOXXX(電気グルーヴ)」「ハヤブサ(SPITZ)」「さよならガール(センチメンタル・バス)」なんかが印象的なアルバムであったということで、次点として付け加えておく。



ぶんせきは
KENTARO